あらゆるスポーツで重要な、太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)、太もも後側の筋肉(ハムストリングス)のストレッチです。
大腿の筋肉が硬くなると、骨盤が傾いて腰痛の原因になります。大腿の筋肉を柔軟にすることで、腰痛の予防になります。
目次 1. 大腿の前側(大腿四頭筋)のストレッチ 2. 大腿の後側(ハムストリングス)のストレッチ 3. 腸腰筋(脚の付け根)のストレッチ 4. ストレッチのやり方と効果 5. 脚のストレッチ・続けた効果をアンケート |
大腿の前側(大腿四頭筋)のストレッチ
大腿四頭筋は大腿直筋、中間広筋、外側広筋、内側広筋の4つから成る大きな筋肉です。
膝を伸ばす動作で働き、ダッシュやジャンプなどで原動力となります。
拮抗する大腿後側のハムストリングスも同様にケアすることで、膝関節が安定します。
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ニーベンドクォード ①ハードルを飛ぶ時のような体勢で座ります。 ②曲げた足の方へ上体を倒していきます。 大腿四頭筋(太ももの前側)などをストレッチすることができる。 お尻が床から浮かないように行います。 |
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クアドリセプス・ストレッチ ①うつ伏せになり片脚を曲げ、足首を持ちます。 ②おしりの方へ息を吐きながらゆっくりと近づけていき、太ももが伸びたところで静止します。 膝の下にバスタオルなどを入れると、股関節側も伸び、大腿四頭筋を強くストレッチできます。 |
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スクワットベンド しゃがんだ姿勢になります。 ひじから手までを床に付け、かかとを浮かせずに両足の間に体を丸めて入れます。 ふくらはぎや足首、大腿四頭筋をストレッチできる。 |
大腿の後側(ハムストリングス)のストレッチ
ハムストリングスは大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋から成る筋肉です。
膝関節の屈曲と股関節の伸展の働きがあり、速く走るためには鍛錬が不可欠です。
アスリートのような大きな負荷がかかると、肉離れを起こしやすい筋肉なので、入念なストレッチが必要です。
また、硬くなると腰痛の原因にもなります。
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脚の裏側のストレッチ ①片脚を椅子の上に乗せて立ちます。 ②両手を軸脚の付け根に添え、背中を伸ばしたまま上体を前へ倒していきます。 肉離れを起こしやすい太ももの裏側(ハムストリングス)やふくらはぎを伸ばすことができる。 |
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スーパイン・トウタッチ ①仰向けになります。 ②片脚を上げて、手で脚を支えながらひざを伸ばしていきます。 ハムストリングスやふくらはぎを伸ばすことができる。 |
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ハムストリングスのストレッチ ①片ひざをついて座り、もう一方の脚を伸ばします。 ②伸ばした脚を両腕で抱え込むように上体を前へ倒します。 足首を伸ばして行うと、ハムストリングスが伸びやすくなります。 |
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トゥタッチ ①脚をクロスさせて立ちます。 ②ゆっくりと上体を前に倒していきます。左右行います。 ハムストリングスを伸ばすことができる。 |
腸腰筋(脚の付け根)のストレッチ
背骨・骨盤と太ももをつなぐ深層の筋肉(インナーマッスル)。
脚を前に出す(太ももを上げる)筋肉で、加齢によって衰えると、つまづきや転倒の原因になります。
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ランジストレッチ ①片足を前方に踏み出してひざを曲げ、後ろ足は伸ばします。 ②両肘が床に付けられれば効果的です。胸が床に付けばさらに効果的です。 腸腰筋や大腿四頭筋がストレッチできる。 背中が反ると腸腰筋の伸びが悪くなるので、背中を真っ直ぐにして行います。 |
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腸腰筋のストレッチ ①片足を前方に踏み出してひざを立てます。 ②両足を前後によく伸びた状態で、後足を持ちます。 脚の付け根(腸腰筋)・大腿四頭筋の強いストレッチになります。 |
ストレッチのやり方と効果
ストレッチのしかた
- 動きやすい服装でリラックスして行います。
- 反動をつけて急に伸ばすようなことはせずに、静かにゆっくりと伸ばしていきます。
- 少し痛みを感じる程度まで伸ばし、その姿勢を30秒ほど持続します。
- 息を吸ってから吐きながら、伸ばす部位を意識して伸ばしていきます。
- 身体が温まっていると筋を伸ばしやすく効果的です。
ストレッチの効果
- 柔軟性が向上して動きがスムーズになり、身体への負担が減少します。
- 筋肉の質が向上して衝撃などに強くなり、ケガの予防などに役立ちます。
- 血行がよくなり、筋肉の疲労物質が運び出されます。栄養素がスムーズに供給され、筋肉の発達や疲労回復を促します。
脚のストレッチ・続けた効果をアンケート
脚パカ運動ができるようになった 20代女性
ダイエットを始めたころ、まずは「体を柔らかくすると痩せやすい」と聞いて、脚のストレッチを始めました。
私は人よりも体がはるかに硬く、脚パカ運動(レッグアダクション、サイドレッグレイズなど)をしても、脚をまっすぐに伸ばすことすらできませんでした。
しかし、一ヶ月ほどストレッチを続けると、脚を伸ばして脚パカ運動ができるようになり、今ではダイエットの効果が上がっています。
下半身がサイズダウン 40代女性
下半身に効果があると言われるストレッチを約1年やっています。
毎日、歯磨きや洗い物などの立ってできるストレッチを中心に、お風呂や就寝前にも行っています。
始めてしばらくは効果をまったく感じませんでしたが、徐々に下半身のラインに変化があり、現在はサイズダウンしました。
疲れを感じなくなった 40代女性
10キロランに挑戦する際に、体づくりの目的でストレッチを取り入れました。
すると、本番ではいつもより疲れを感じずに、快調に走れました。
タイムも上がり、柔軟性の大切さを感じて、今でも続けています。
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?ストレッチ |
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