ナッツ類(クルミ・ピーナッツ)の不飽和脂肪酸が代謝を上げる
ナッツ類は、カロリーの約半分を脂質が占めますが、ほとんどが常温で固まらない不飽和脂肪酸です。
オリーブ油や青魚などと同様に、血液をサラサラにしてくれて、血液中の悪玉コレステロールを減らす効果があります。
クルミの脂質が代謝を上げて中性脂肪を減らす
胡桃(クルミ)には、中性脂肪やコレステロールを下げて、 血液をサラサラにするα-リノレン酸が多く含まれています。
α-リノレン酸が血液をサラサラにする
クルミは65%が脂質ですが、α-リノレン酸を多く含んでいます。
ナッツの中では含有率が最も高いです。
α-リノレン酸は、青魚に含まれるDHA・EPAと同じオメガ3系脂肪酸で、中性脂肪やコレステロールを下げて、血液をサラサラにする作用があります。
代謝を上げる
血液が細胞の隅々まで行き渡るようになると、代謝がよくなります。
クルミはナッツ類の中で、α-リノレン酸の含有率が最も高くダイエット向きです。
ビタミン・ミネラルが豊富
クルミには、糖質からエネルギーをつくるビタミンB1、細胞の酸化を防いでアンチエイジングに効果のあるビタミンE、塩分を排出するカリウムやカルシウムなどのミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
食べ過ぎると太る
クルミはカロリーが高く、1粒で約30kcalもあるので、体によいと言っても、食べ過ぎると太る原因になってしまいます。
1日に5粒くらい食べるのが適量とされています。
クルミは取り入れる程度に
食前に腹持ちがよいクルミを食べておくと食べすぎを防げる、空腹時に食べると食欲を抑えられるなどと言われます。
しかし、痩せるためにクルミを食べることに捉われると、結果的にカロリーオーバーになったりして、うまくいかないものです。
よい食べ方は、食パンをクルミ入りのパンに変えたり、おやつやおつまみをクルミの入ったナッツ類にしたり、食生活にクルミを取り入れるようにするとよいです。
胡桃(クルミ)の英語
胡桃(クルミ)は英語で、Walnut(ウォールナット)です。
ローマ字読みすると、ワルナット(割るナッツ)なので、和製英語っぽいです。
ピーナッツのオレイン酸が悪玉コレステロールを減らす
ピーナッツには、酸化しにくいオレイン酸が豊富に含まれ、老化の原因になる活性酸素を除去してくれます。
ピーナッツの脂質
ピーナッツのGI値は28、カロリーは100g当たり562kcalです。
カロリーが高く、約半分を脂質が占めますが、ほとんどが不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸は、常温で固まらない特徴があり、血液をサラサラにしてくれます。
オレイン酸
ピーナッツの脂質は不飽和脂肪酸で、オレイン酸が豊富に含まれています。
オレイン酸には、血液中の悪玉コレステロールを減らす効果があり、これによって血圧を抑える作用もあります。
1日にピーナッツを20〜30粒くらい食べると効果的です。
油の酸化
オレイン酸は、酸化しにくい特徴があり、加熱しても壊れません。
活性酸素の影響を軽減して、脂質や糖の代謝を促進してくれます。
同じ不飽和脂肪酸でも、料理に使われる植物油などは、酸化しやすい特徴があります。
酸化した油は、悪玉コレステロールを増やしてしまいます。
ポリフェノール
落花生の茶色い薄皮には、抗酸化作用があるポリフェノールが多く含まれています。
血管が拡張されて血行がよくなることで、血圧を下げる効果があります。
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