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筋トレでの各ミネラルの効果と摂取目安量

体づくりのトレーニングに必要な、主なミネラル(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、亜鉛、リン)の働き、1日の摂取目安量、含有量の多い食品です。



 目次
 1. カルシウム・筋肉の収縮に関わる
 2. マグネシウム・エネルギーをつくる
 3. ナトリウム・体内の水分量の調節
 4. カリウム・血圧を下げる
 5. 鉄・酸素を運ぶ赤血球の成分になる
 6. 亜鉛・たんぱく質の合成や成長に関わる
 7. リン・高負荷の筋トレで使われる

カルシウム・筋肉の収縮に関わる

カルシウムの働き

リンとともにリン酸カルシウムとして、丈夫な骨や歯をつくったり、心臓、肺、手足の筋肉の収縮を助けます。 ビタミンDといっしょに摂ると吸収がよくなります。

マグネシウムとのバランスが大切

摂りすぎてマグネシウムとのバランスが崩れると、筋肉のけいれんなどを引き起こします。 カルシウムとマグネシウムの摂取の割合を2対1とすると、バランスが良くなります。 1日の摂取目安量は600mgです。

カルシウムを多く含む食品

食品1食あたりカルシウムの量
牛乳200 g200 mg
チーズ20 g125 mg
ヨーグルト100 g120 mg
わかさぎ100 g600 mg
いわし50 g290 mg
ししゃも50 g165 mg
にぼし10 g200 mg
干しえび10 g200 mg
しらす干し10 g52 mg
乾燥ひじき10 g140 mg
こんぶ50 g142 mg
おごのり50 g295 mg
がんもどき100 g270 mg
厚揚げ100 g240 mg
豆腐100 g120 mg
納豆50 g45 mg
たまご50 g28 mg
ごま10 g120 mg
アーモンド20 g45 mg
小松菜50 g145 mg
切干し大根20 g110 mg
チンゲン菜50 g65 mg
しゅんぎく50 g45 mg
パセリ20 g38 mg
カロリーメイト(2本)40 g100 mg

マグネシウム・エネルギーをつくる

マグネシウムの働き

ビタミンB群とともに、エネルギーをつくるのにかかわっています。 カルシウムとともに、筋肉の収縮に関わり、エネルギー消費量が増えるとより多く必要となります。 運動での発汗により大量に失われるので、補給が必要です。

カルシウムとのバランスが大切

カルシウムとマグネシウムの摂取の割合を2対1とするとバランスが良くなります。 せっかく必要量を摂っても、カルシウムを摂りすぎると、体外に排出されてしまいます。

不足しがちなミネラル

不足すると、疲労回復が遅れたり、筋肉のけいれん、狭心症、心筋梗塞などの要因にもなります。 食品からの摂取では不足しがちなので、サプリメントからの摂取も有効です。 1日の摂取目安量は、300mgです。

マグネシウムを多く含む食品

食品1食あたりマグネシウムの量
ごはん(胚芽)どんぶり1杯81 mg
ごはん(白米)どんぶり1杯37 mg
納豆50 g50 mg
枝豆50 g36 mg
油揚げ50 g65 mg
がんもどき50 g48 mg
アーモンド30 g81 mg
カシューナッツ30 g72 mg
落花生30 g60 mg
干しえび20 g104 mg
にぼし20 g46 mg
しらす干し50 g40 mg
カキ5 個56 mg
あさり50 g50 mg
はまぐり50 g40 mg
いくら50 g48 mg
すじこ50 g40 mg
ほうれんそう50 g41 mg

ナトリウム・体内の水分量の調節

筋力パワーの発揮

ほとんどが食塩(塩化ナトリウム)から摂取されていて、血圧上昇などの作用があります。 カリウムとともに、体内の水分量の調節、最大限の筋力パワーの発揮などにもかかわります。

脱水の予防に

汗と一緒に体外へ出やすく、不足すると筋肉のけいれんや脱水症状などが起こるので、適量を補給することが必要です。

カリウム・血圧を下げる

カリウムの働き

カリウムは、細胞内の余分なナトリウム(食塩から摂取された)と水分の排泄を促します。 血圧を下げる作用があり、高血圧を予防します。 汗とともに失われ、不足すると、疲れやすくなったり、夏バテなどになります。

カリウムを多く含む食品

食品1食あたりカリウムの量
ほうれん草50 g345 mg
モロヘイヤ50 g265 mg
小松菜50 g250 mg
そら豆50 g220 mg
サトイモ50 g320 mg
サツマイモ50 g235 mg
アボガド 1/2個100 g530 mg
バナナ 1本150 g540 mg
柿 1個200 g340 mg
キウイフルーツ 1個10 g290 mg
納豆50 g330 mg
昆布10 g530 mg
乾燥ひじき10 g440 mg

鉄・酸素を運ぶ赤血球の成分になる

鉄の働き

鉄はへモグロビンの成分で、体に酸素を運ぶので、体の成長にはとても重要です。 鉄分が不足すると、酸素を運べなくなるので、息切れがしたり、スタミナに影響します。 運動中や後に、息苦しさやめまいを感じるなら、鉄分不足の可能性があります。

鉄分を多く含む食品

食品1食あたり鉄分の量
牛レバー100 g4.0 mg
牛ヒレ肉100 g2.6 mg
牛もも肉100 g2.2 mg
鶏レバー100 g13.0 mg
豚レバー100 g9.0 mg
わかさぎ100 g5.0 mg
まぐろ(赤身)100 g2.0 mg
かつお100 g1.9 mg
いわし100 g1.7 mg
にぼし20 g3.6 mg
牡蠣(かき)100 g3.7 mg
あさり50 g3.5 mg
しじみ50 g3.3 mg
はまぐり50 g2.6 mg
赤貝50 g2.5 mg
ほうれん草50 g1.9 mg
パセリ20 g1.9 mg
小松菜50 g1.5 mg
そらまめ50 g1.4 mg
しゅんぎく50 g0.9 mg
ブロッコリー50 g0.9 mg
ひじき50 g6.9 mg
おごのり50 g3.7 mg
もずく50 g2.0 mg
豆乳200 cc2.4 mg
がんもどき100 g3.6 mg
納豆50 g1.7 mg
そば200 g1.6 mg
カロリーメイト(2本)40 g1.25 mg

亜鉛・たんぱく質の合成や成長に関わる



亜鉛の働き

たんぱく質の合成や成長(細胞分裂)などにかかわっています。 強度の大きい運動をすると、排出量がより増えるので、十分な摂取が必要です。 不足すると発育に影響が出たり、免疫力の低下により風邪をひいたり、胃腸障害などを引き起こします。

ビタミンCと一緒に摂る

ビタミンCとともに、コラーゲンの合成にかかわっています。 ビタミンCやクエン酸といっしょに摂ると、吸収がよくなります。 1日の目安量は8〜10mgです。

亜鉛を多く含む食品

食品1食あたり亜鉛の量
牡蠣(カキ)5 個9.9 mg
豚レバー100 g6.8 mg
牛肉(肩ロース)100 g5.8 mg
牛もも肉100 g4.0 mg
コンビーフ100 g4.1 mg
うなぎ蒲焼50 g1.4 mg
帆立貝50 g1.4 mg
たらこ30 g0.9 mg
かに50 g2.0 mg
納豆50 g1.0 mg
そら豆50 g0.7 mg
アーモンド30 g1.3 mg
カシューナッツ30 g1.6 mg
チーズ30 g0.9 mg
にぼし20 g1.4 mg
いりごま10 g0.7 mg

リン・高負荷の筋トレで使われる

短時間の激しい運動(短距離走など)で必要な、アデノシン三リン酸やクレアチンリン酸などを生成します。 摂りすぎると、カルシウムやマグネシウムの吸収を阻害するので、適量(カルシウムと同量)の摂取が重要です。




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