腕相撲が強くなるトレーニング・肘や肩、手首の関節が重要「腕っ節(うでっぷし)が強い」などと言いますが、腕っ節とは腕力のことで、腕の関節に入る力、腕の関節そのものという意味もあります。 腕相撲が強くなるには、腕や肩の筋肉だけでなく、肘や肩、手首の関節との連動させたトレーニングも重要です。
肩関節内旋筋のトレーニング大胸筋と広背筋腕相撲の攻めの動きは、肩を内向きに回す、肩関節の内旋という動作です。 これは、野球でボールを投げるときに使われる動作で、主に大胸筋と広背筋によって生み出されます。前鋸筋肩甲骨を開く前鋸筋(脇の下周辺)も強化するとよいです。 前鋸筋は、ボクシングのパンチ力などに関わっていて、ボクサーは前鋸筋が発達しているので、軽量級の選手でも胸囲があります。
肩のインナーマッスルの強化肩関節を安定させる肩の内旋では、大胸筋と広背筋により強い力が発揮され、肩関節に大きな負担がかかります。 このとき、肩関節がずれたり外れたりしないように、インナーマッスルが働いています。 肩関節が安定しなければ、大きな力を入れることができません。チューブトレーニング肩のインナーマッスルを強化するには、水平方向に負荷をかけられるチューブトレーニングが最適です。 野球のピッチャーが行うトレーニングで知られ、ダンベルでは水平方向に負荷がかけられません。
肩甲骨まわりの筋力強化僧帽筋腕の付け根は肩ですが、土台である肩甲骨まわりの僧帽筋などがしっかりしていないと、腕や肩に力が入りません。 すぐに肩がこるような人は、肩から首を覆っている僧帽筋が弱い傾向にあります。菱形筋菱形筋は、僧帽筋の深層にあるインナーマッスルです。 菱形筋を強化することで相手を引きつける筋力がアップします。
前腕・手首のトレーニング回外筋腕相撲では、前腕の筋肉や手首の強さも重要です。 前腕を倒す動作では、回外筋がものを言います。 回外筋は、テニスのバックハンドや容器のフタを空けるときに使われる筋肉です。前腕屈筋腕相撲で手首が返されてしまえば、勝つことはできません。 逆に、相手の手首を返せれば、力を出させなくさせることができます。 前腕屈筋を強化するには、リストカールなどで、手首・リストの強化が必要です。
アームレスリンググリップ
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