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効率よく胸板を厚くする方法

筋トレを始められた方が、効率よく大胸筋をつける方法を簡単に分かりやすく解説します。胸の筋肉を盛り上げるには、腕立て伏せで基礎の筋力をつけた後、ダンベルやバーベルを用いて、大きな負荷でのベンチプレスが必要です。自重トレーニングだけでは、スポーツ選手のようになるのは無理です。



 目次
 1. まずは腕立て伏せができるように
 2. ベンチプレスへ移行する
 3. 胸板を厚くする効果を上げるには


まずは腕立て伏せができるように

胸板を厚くするのは簡単?

単に胸板を厚くすると言っても、その人のレベルによってだいぶ変わってきます。 ほとんど筋トレをしたことのない人なら、5cmくらい胸囲を大きくするのは簡単です。 しかし、スポーツ選手のような発達した大胸筋を手に入れるには、努力も時間もかかり簡単ではないので、効率を上げることが重要となってきます。

大胸筋をつけるトレーニング

大胸筋をつけるには、腕立て伏せ、ベンチプレスが必要です。 効率よくトレーニングをするには、腕立て伏せである程度の筋肉をつけ、バーベルを使ったベンチプレスで負荷を大きくしていきます。 腕立て伏せは、大胸筋だけでなく、腕や肩、腹筋、背筋などの様々な筋肉が使われ、基礎体力の向上に最適です。

腕立て伏せが10回以上できるか

筋トレを始められた方は、まずは腕立て伏せが10回以上できるかやってみて下さい。 できない場合は、基本的な筋力がないため、腕立て伏せでのトレーニングが必要です。 楽に10回以上できる場合、腕立て伏せではこれ以上筋肉はつかないので、ベンチプレスに移行します。 腕立て伏せが何十回できるようになっても、胸板はほとんど厚くなりません。

腕立て伏せができない場合

腕立て伏せがほとんどできない場合は、台の上で行うインクライン・プッシュアップを、1日に10回×5セットほど行います。 台の高さを高くするほど負荷を小さくできます。それでもできない場合は壁で行います。 トレーニングを継続していき、楽に10回以上できるようになったら、床でのプッシュアップへ移行します。

プッシュアップ インクライン・プッシュアップ


ベンチプレスへ移行する

ベンチプレス

腕立て伏せができるようになったら、ベンチプレスで大胸筋をつけます。 胸の筋肉を盛り上げるには、ベンチプレスが必要条件なので、ジムへ通うか、バーベルやベンチなどの器具を揃える必要があります。 ダンベルでできるベンチプレスもありますが、初級者は関節を痛める恐れがあります。

最適なダンベルの重量は?

胸板を厚くするのに最も重要なことは、最適な重量のバーベルでベンチプレスをすることです。 筋肉を大きくするには、10回くらい反復できる重量のバーベルを使うことが効果的です。 最適な重量を求めるには、ベンチプレスが10回くらいできると思う重量のバーベルを使って、できなくなるまで反復してみます。

反復回数対処法
8回未満もっと軽いバーベルを使う
8〜12回最適な重量
13回以上もっと重いバーベルを使う

上表のようにバーベルは、重すぎても軽すぎてもよくありません。反復回数が8〜12回になるようなバーベルを選ぶことが重要です。

ベンチプレス

@図1.ベンチに仰向けになって、バーベルを持ち、両ひじを体の外側に向けて胸を広げます。
A図2.バーベルを上げていき、ゆっくり下ろします。

反復回数とセット数

10回を3〜5セット行います。セット間の休憩時間は1分程度にします。
休憩時間を1分程度にすることで、筋肉内が低酸素状態になり、乳酸が蓄積されます。 低酸素状態では加圧トレーニングと同様の効果があり、乳酸は蓄積量に応じて成長ホルモンを分泌されます。 休憩時間が長いと筋肉が回復して、これらの効果が少なくなってしまいます。 ケガを防止するため、軽いダンベルでウォーミングアップすることも大切です。

トレーニングの頻度

筋トレは、週に2回くらいの頻度で行います。 トレーニング後は、筋肉が疲労して一時的に筋力が低くなります。 しかし、48〜72時間くらいの休養をとると、トレーニング前より少しだけ筋力アップします。 これを「超回復」といい、このタイミングでトレーニングを続けていけば、筋肉は大きくなっていきます。 逆に休養が短いと筋力が落ちてしまうこともあります。 筋肉痛の場合は治るまで待つのがよいです。

トレーニングの順番

ベンチプレスの前にダンベルカールを行うと、腕が疲れてベンチプレスがよい状態で行えないので、先に大胸筋のトレーニングを行います。 また、ベンチプレスだけでも腕はトレーニングされます。


胸板を厚くする効果を上げるには

栄養補給と睡眠

普通に食事をしていれば問題ないですが、効果を上げたい場合は、筋トレ直後にプロテインを摂るようにします。 トレーニング直後は、筋肉の血流量が多いので、この間にプロテインを摂れば、筋肉へのアミノ酸供給量が多くなります。 できれば30分以内に摂ると、効果的に筋肉合成が促されます。 また、成長ホルモンを分泌させる睡眠の質も重要です。

トレーニングを継続する

初めの1ヶ月くらいは、なかなか筋肉が大きくならないかも知れません。 これは、筋トレをほとんどしたことのない人がトレーニングを始めると、寝ていた筋肉が徐々に目を覚ましていき、これに1ヶ月くらいかかるからです。 ただし、筋肉は大きくならなくても筋力は大きくなります。 2ヶ月くらいすると筋肉が大きくなるのを実感できるようになるので、継続することが重要です。

楽に10回以上反復できるようになったら

トレーニングを継続していき、楽にベンチプレスが10回以上できるようになると、その重量では筋肉は大きくなりません。 さらに筋肉を大きくするには、少し重量を増やして10回くらい反復できる重量に調節する必要があります。

セーフティプレスベンチ

一人で安全にベンチプレスができるベンチもあります。興味がある方は見てください。 力尽きたりしたときに、アームセーフティがアームを確実に受け止めてくれるので、最大の負荷でも安心です。 また、可動式アームが決まった軌道で動くので、正しいフォームでトレーニングができて効果的です。



可変式 ダンベル 20kg×2個
バーベルにもなる可変式ダンベル。9段階に重量を調節できます。


レギュラー Wバー
アイロテック
握りやすく手首、ヒジに余計な負担がかからず腕のカールトレーニングが行えます。グリップ部分ローレット加工仕上げ。
サイズ:直径28mm、120cm、重量6kg

まとめ

胸板を厚くするには
  • 腕立て伏せが楽に10回以上できるか
  • ベンチプレスでトレーニング
  • 最適な重量のバーベルを使う
  • ウォーミングアップ後に10回×3〜5セット行う
  • 週に2回くらいの頻度で行う
  • まずはトレーニングを2ヶ月継続する


  •  関連項目
     胸の筋肉を鍛える筋トレメニュー



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