陸上(短距離)の効果的な筋トレ陸上短距離種目では瞬発力が重要なので、重いウエイトで少ない反復回数で行うトレーニングが効果的です。脚を後方へ強く蹴るには大殿筋、ピッチを速くするには腸腰筋、腕を振りを速くするには大胸筋の筋力アップが必要です。
スピードアップするには走りで使われる筋肉を把握走ることは、膝関節と股関節を伸展と屈曲することです。 膝関節の伸展には大腿四頭筋、屈曲にはハムストリングス、股関節の伸展には大臀筋、屈曲には腸腰筋が使われ、これらの筋力バランスも重要です。蹴る筋力と戻す筋力短距離種目でスピードアップするには、脚を後方へ蹴リ出す筋力である大臀筋や大腿四頭筋と、その後に前方へ素早く戻す腸腰筋やハムストリングスを強化することが重要です。 腸腰筋は、背骨や骨盤と太ももを繋ぎ、太ももを前へ出すインナーマッスルです。太ももの筋トレ
爆発的にスタートダッシュするには瞬発力・パワーが重要スタートダッシュには、膝や股関節を伸展させる大臀筋や大腿四頭筋のパワー(瞬発力)が不可欠です。 パワーをつけるには、軽めの負荷で、できるだけ速く挙げるトレーニングが必要です。下腿三頭筋の強化スタートダッシュには、下腿三頭筋(脛とふくらはぎの筋肉)も重要です。 接地・離地の際に、脛とふくらはぎの筋肉が足関節を安定させます。下腿の筋トレ
腕振りを速くするには胸や肩の筋力強化脚の回転を速くするには、腕を振りの速さが関わっています。 腕振りを速くするには、胸や肩など上半身の筋肉をつけることが必要です。体幹の強化走っているときに上体のブレが大きいと、スピードをロスしてしまいます。 上体のブレを少なくするには、腹筋や背筋の強化も重要です。腕振りを速くする筋トレ
陸上(短距離)の練習・筋力トレーニングによる成果と失敗談400mの練習法 Aさん(30代男性) 高校時代、400mを専門にやっていて、スピード練習と距離をこなす練習の双方を行っていました。 スピード練習の時は、100m+300m、200m+200m、100m+300mを中心に行い、負荷を掛けて走りました。 距離を走る時は、500mや450mを2本、300mを5本など、走り込む日も作るようにしました。 走り込みを重視して、ウエイトトレーニングも週に2回は行い、公立校でありながらも県大会に出場できました。 400mでのラスト100m Aさん(30代男性) 高校時代に400mを専門にやっていて、週に2回、主にレッグカールとスクワットを重点的に、ウェイトトレーニングを行っていました。 ラスト100mは、大腿四頭筋の働きが重要という話を恩師や先輩たちから聞き、その教えに従いました。 結果的に太ももが上がるようになり、ラストも走り切れるようになりました。 フォームと力の伝わり方 Bさん(20代女性) 私は小学校から高校まで、陸上競技の短距離を専門としていました。とにかく、走るフォームと力の伝わり方にこだわってトレーニングしました。 テレビで陸上のトップ選手の試合を録画しては、スロー再生で細かくフォームをチェックし、いろいろな選手の走りをまねて走り、自分に合うものを探しました。 自身の映像も分析しましたが、実際に走るときは意識しすぎると力みにつながり、苦労したのを覚えています。
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