シジミの燃焼系アミノ酸が体脂肪を分解
シジミに含まれるオルニチンは、燃焼系アミノ酸と呼ばれ、体脂肪を分解させる働きがあります。二日酔いに効くだけでなく、代謝を上げて太りにくくしたり、美肌にも効果があります。
シジミの成分・燃焼系アミノ酸のオルニチン
オルニチン
シジミに豊富に含まれるオルニチンは、血液中を巡っている遊離アミノ酸です。
オルニチンには、成長ホルモンの分泌を促進させる作用があります。
成長ホルモンは、細胞を新しくしたり、新陳代謝を促します。
成長ホルモン
筋トレをすると筋肉がつくのも、成長ホルモンが分泌されるおかげです。
筋肉がついたり、筋肉を維持できれば、基礎代謝も下がりません。
成長ホルモンは、眠っている間にも分泌され、熟睡すると盛んになります。
燃焼系アミノ酸
オルニチンは、「燃焼系アミノ酸」と呼ばれ、体脂肪を分解させる働きがあります。
成長ホルモンは、体脂肪の分解を促したり、肌のターンオーバーを短くするなど、美容にも効果的です。
シジミに含まれる成分
オルニチンは、アルコールの解毒作用があり、肝機能を正常に保つ働きがあります。
シジミには、タウリンやメチオニンなど、胆汁の分泌を促して、肝臓を強化したり脂肪肝を防ぐ成分も含まれています。
昔から、二日酔いの朝にシジミの味噌汁を飲むのは、このためです。
ビタミンB12
シジミに豊富に含まれるビタミンB12には、血液循環をよくする働きがあります。
鉄分も多く、造血作用もあり、貧血にも有効です。
シジミの成分は水溶性なので、味噌汁などでで摂るのが効果的です。
シジミを食べるだけでは痩せない
体脂肪が燃焼しない原因1
シジミを食べているのに、「ぜんぜん体脂肪が燃焼しないじゃないか」と言う方もいます。
何故なら、オルニチンは、体脂肪を分解させる働きがあるだけです。
運動をしなければ、体脂肪はエネルギーとして、それほど使われません。
体脂肪が燃焼しない原因2
二日酔いでシジミを食べている場合、基本的に飲酒の量が多いです。
アルコールは1gで7kcalあり、脂質の9kcalよりは低いですが、糖質の4kcalよりも高いです。
また、オルニチンは、アルコールの解毒に使われてしまいます。
シジミの味噌汁でダイエットの相乗効果
味噌汁
味噌の原料である大豆には、たんぱく質や不飽和脂肪酸が豊富に含まれ、血行をよくして代謝を上げてくれます。
シジミだけでなく、ワカメなどのカリウムを多く含む海藻も入れれば、血圧を下げる働きもあります。
大豆イソフラボン
大豆には、女性ホルモンに似た成分である、イソフラボンが多く含まれています。
肥満を防いだり、悪玉コレステロールを減らしたり、美肌効果があります。
オルニチンの補給
体内のオルニチンは、加齢によって減少します。
シジミには、ビタミンB群が豊富に含まれ、血行をよくして代謝を上げてくれます。
シジミの味噌汁など、日常的に食べることが難しい場合は、オルニチンのサプリメントも有効です。
シジミの旬
寒シジミ、土用シジミと言われるように、旬は真冬や真夏です。
この時期には栄養価も高く、含まれるダイエット成分も多いです。
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