消費カロリーと必要摂取カロリー・自分の基礎代謝量はどれくらい?運動での消費カロリーは、意外と低いものです。自分の基礎代謝が分かれば、ダイエットに効果的な摂取すべきカロリーが分かります。
運動での消費カロリーよって、食事での摂取するカロリーや基礎代謝が重要になります。
基礎代謝の測定基礎代謝とは基礎代謝は、生命を維持するのに必要な最低限のエネルギー(脳・筋肉・内臓などを維持する)のことで、1/4程度は筋肉によって消費されます。 よって、筋肉が多いほど基礎代謝が増え、何もしていないときの脂肪燃焼量が増えます。 基礎代謝量が大きくなれば生活習慣病やメタボリック症候群の予防にもなります。自分の基礎代謝量の求め方(おおよその値です)体重体組成計や体脂肪計などで体脂肪量を測定し、除脂肪体重(脂肪を除いた体重)を求めます。除脂肪体重(kg)=体重(kg)−体脂肪量(kg) これから、基礎代謝量は下記のようになります。 基礎代謝量(kcal)=28.5×除脂肪体重(kg) (例1)体重60kg、体脂肪率10%(体脂肪量6kg)の場合 除脂肪体重=60−6=54(kg) 基礎代謝量=28.5×54=1539(kcal) (例2)体重60kg、体脂肪率20%(体脂肪量12kg)の場合 除脂肪体重=60−12=48(kg) 基礎代謝量=28.5×48=1368(kcal) 年代別の基礎代謝(平均)
1日の消費エネルギー身体活動レベル身体活動レベルは、運動量が基礎代謝の何倍にあたるか、定期的にどれくらい運動しているかを示す値です。
消費エネルギーの測定1日に消費するエネルギー量も、おおよその値を計算により求めることができます。消費エネルギー量(kcal)=基礎代謝量(kcal)×身体活動レベル (例1)体重70kg、体脂肪率20%(体脂肪量14kg)の人が、あまり運動していない場合 除脂肪体重=70−14=56(kg) 基礎代謝量=28.5×56=1596(kcal) 消費エネルギー量=1596×1.5=2394(kcal) (例2)体重50kg、体脂肪率25%(体脂肪量12.5kg)の人が、けっこう運動している場合 除脂肪体重=50−12.5=37.5(kg) 基礎代謝量=28.5×37.5=1069(kcal) 消費エネルギー量=1069×1.75=1871(kcal) 年齢と身長から見た1日の必要摂取カロリー表1.ダイエットには(kcal)
表2.ダイエットには(kcal)
BMI(体格指数)の測定方法BMI=体重÷(身長×身長)体脂肪率や年齢などにより一概には言えませんが、BMIが19となる体重が理想的な体重のようです。(21未満なら許容範囲) BMIが 標準:21 / 肥満ぎみ:22〜24.9 / 肥満:25以上 / 痩せ:18.5未満 例 : 身長160cm、体重48kg の場合 BMI=48÷(1.60×1.60)=18.75
BMIがこの値以下でも、体脂肪率が25%を越えている人は、筋肉量がとても少ないことが考えられます。 この状態ではとても太りやすいので、適度な運動で筋肉量を増加させることが必要です。 カロリーのとり方消費エネルギー量などから、たくさん消費した日は食事量を増やしたり、少ない日は減らすなどして調整することが大切です。 また、バランスの良い食事(糖質・たんぱく質・脂質・ミネラル・ビタミンを組み合わせること)がとても重要です。 比較的油の多い食事は、就寝の3時間前までに済ませないと脂肪になりやすいので、注意が必要です。
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