太りやすい人は筋肉もつきやすい

筋肉をつけるには男性ホルモンが必要で、その材料は体脂肪です。太りやすい人は、痩せている人に比べて、たくさん食べれて、栄養の吸収率もよく、筋肉がつきやすいです。

 目次
1. 筋肉がつくには体脂肪が必要
2. 筋肉がある人は太りやすい
3. 筋トレをしているのに太ってしまう理由

 




 

筋肉がつくには体脂肪が必要

男性ホルモンは体脂肪が材料

筋肉をつけるには男性ホルモンが必要で、体脂肪が不足していると男性ホルモンの合成が不十分になり、筋トレをしてもなかなか筋肉がつきません。
痩せている人が筋肉がつきにくいのは、これが理由の一つです。その点、太っている人や太りやすい人は、このような心配はいりません。

痩せている人は筋肉がつきにくい

痩せている人は、たくさん食べてもなかなか太れないものです。
太っている人にとっては羨ましいかも知れませんが、痩せている人にとってはこれが悩みだったりします。
体脂肪が多いと体によくありませんが、体脂肪がなければ筋肉はつきません。
健康的によいかは別にして、筋肉をつけるという観点では、太れることは有利です。

ボディビルダー

ボディビルダーは体脂肪がほとんどないですが、初めたばかりの痩せているときには、体脂肪をつけることを心がけるそうです。
筋肉をつけるには、エネルギー(カロリー)が必要不可欠なので、少し太るくらい食べなければなりません。
ボディビルダーは、試合に向けて、本格的に体脂肪を落とします。
常に体脂肪が少ない状態では、抵抗力もなくなり、体によくありません。

体への栄養素の吸収率

大食いなのに痩せている人がいますが、排泄する量もすごいそうです。
テレビで見る大食いの人たちは、特異体質なのか、とんでもないカロリーを摂っても太りません。
同様に痩せている人も、栄養素の体への吸収率が低いのかも知れません。
逆に太りやすい人は栄養素を吸収しやすく、筋肉の材料であるタンパク質の吸収率もよいと言えます。

筋肉がある人は太りやすい

スポーツ選手は引退すると太る

スポーツ選手は引退すると、多かれ少なかれ現役時代に比べて太ります。
引退後も現役のときのように食べているのが原因ですが、スポーツ選手はみんな太りやすい(太ることができる)体質であると言えます。
太れるというのは内臓が強いと言えるのかも知れません。
逆に、太ることができる体質でなければ筋肉はなかなかつきません。

体脂肪がつきやすい人は筋肉もつきやすい

ライザップというトレーニングクラブのCMがテレビでやっています。
CMの出演者はみんな太っていて、その人たちが筋肉をつけて痩せるという内容です。
逆に、痩せている人が筋肉をつけて、ムキムキになるシーンは見られません。

筋肉が体脂肪で隠されている

脂肪が筋肉になる訳ではありませんが、痩せている人が筋肉をつけるよりも、太っている人が筋肉をつける方が簡単なのかも知れません。
また、筋肉があるのに、体脂肪で隠れていることもあります。

重量級のスポーツ選手

重量級の柔道選手、相撲の力士、陸上の投てき種目の選手などは、他のスポーツ選手に比べて体脂肪が多いですが、筋肉量も多いです。
子どもの頃は太っていた影響で、これらの競技を始めた人がほとんどでしょう。




 

筋トレをしているのに太ってしまう理由

筋トレをしているのに太ってしまう

筋トレをすると汗をかき、かなりエネルギーを消費したように感じますが、有酸素運動と比べると全くたいしたことはありません。

筋トレの運動量

10分間の消費エネルギーは、ゆっくりのウォーキングで25kcal、腹筋運動で60kcalです。
筋トレの方が消費エネルギーが多いですが、ウォーキングのように長い時間はできません。また、腹筋運動を10分間も続けることは簡単ではありません。
筋トレをすると、かなりエネルギーを使ったように感じますが、有酸素運動と比べるとあまり消費しません。

筋トレは無酸素運動

有酸素運動ではエネルギーとして体脂肪が使われますが、筋トレは無酸素運動なのでエネルギー源は糖質です。
カロリーは消費しますが、体脂肪はあまり燃焼しません。
筋トレ自体の痩せる効果は小さいですが、筋肉がついてくれば基礎代謝が増え、太りにくい体質になります。

エネルギーの摂りすぎ

トレーニングしているのに太るのは、運動量と比べてエネルギーを摂りすぎているからです。
水分補給にスポーツ飲料はよいのですが、500mlのペットボトル1本で100calくらいあり、ウォーキング40分くらいに相当します。

タンパク質の摂りすぎ

人間は1日に70~80gのタンパク質を摂ることが必要で、筋トレをした日には1.5倍必要と言われます。
しかし、タンパク質は1回の食事で最大40gまでしか吸収されません。
筋トレ後にプロテインを飲むのは効果的ですが、たくさん摂ればよいというわけではありません。
体に吸収されない分は体脂肪になってしまうので、プロテインを飲んで太るようなら、プロテインを使うほどの筋トレをしていないということです。

筋トレ後は痩せるチャンス

筋トレをすると、体内で分泌された成長ホルモンが体脂肪を分解するので、痩せやすい状態が数時間続きます。
この間に有酸素運動をすれば、体脂肪がエネルギーとして使われ、中でもお腹の脂肪(特に内臓脂肪)が多く使われます。

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