1日1分のスロトレ・太ももの筋肉をつけて基礎代謝を上げる
1日1分のスロートレーニングで太ももの筋肉をつけ、基礎代謝を上げることで太りにくい体にします。
食事の1時間後くらいに行うと、食後血糖値を下げることもでき、一石二鳥です。
スロトレ(スロートレーニング)とは
スロトレは速筋を強化する
スロトレは、スロートレーニングの略で、安全にできる加圧トレーニングです。
スロトレでは、ゆっくり動作することで、筋肉に常に力が入った状態になります。
すると、血流が制限されて、筋肉が低酸素状態になり、酸素を必要とする遅筋が使えないため、低負荷でも速筋が使われます。
速筋が鍛えられると、基礎代謝が増え、太りにくい体質になります。
筋肉をつける効果が高い
スロトレを行うと筋肉がパンパンに張った状態になり、乳酸が生成されます。
乳酸が蓄積することで成長ホルモンが多く分泌され、筋肉をつける効果が高くなります。
全身で最も筋肉量が多い太ももを鍛えることが、大幅に基礎代謝を増やします。
太ももの筋肉をつけるには、スクワットが最適です。
スクワットのしかた
動作は反動をつけずに、腰を下ろすのに1秒、上げるのに1秒かけてゆっくり行います。(1回2秒)
10回行うと20秒で、これを3セット行うと合計で1分です。
10回×3セット行い、セット間の休憩は1分にします。(合計3分です。)
10回の20秒間、筋肉に力が入った状態をキープしながら行います。手で太ももの筋肉を触りながら行うと、筋肉が硬くなっているのを確認できます。
スクワット
|
|
|
@両手を頭の後ろで組み、腰の幅より広く足を開いて立ちます。
A太ももが床と平行になるまで、ゆっくりと腰を下ろしていきます。
Bゆっくりと立ち上がり、ひざが伸び切る前に、次の曲げる動作に入ります。
膝を伸ばし切ると筋肉から力が抜けるので、効果が小さくなってしまいます。
回数:10回×3セット、セット間の休憩は1分
|
スロトレの運動効果
1分でもキツイ
たった1分のトレーニングですが、普段ウォーキングやジョギングなどの運動している人でも、太ももの筋肉がパンパンになります。
運動していない人にとってはキツイですがが、1日1分なので何とか頑張って下さい。
慣れてきたら
トレーニングの後日に筋肉痛になったら治るまで休養します。
トレーニングに慣れてきたら、5セットまで増やしたり、1回2秒から3秒、4秒、5秒と動作時間を長くします。
1回5秒で5セットくらいできるようになると、かなり筋肉がついて基礎代謝も高まったと言えます。
血糖値を下げる
食事の1時間後くらいに血糖値は最も高くなります。
この時間帯にスロトレを行うことで食後血糖値が下がり、余分な血糖が体脂肪になるのを防ぐことができます。
スロトレ自体に体脂肪を減らす効果はないですが、筋肉がつくことで疲れにくくなり、運動の頻度を上げられます。
脚が太くなる?
筋肉がつくと脚が太くなると心配する方もおられますが、逆に脚が引き締まります。
スクワットはバレエのプリエという動作に似ているので、バレリーナのような美脚に近づけるかも知れません。
ダンベルやバーベルで大きな負荷を掛けない限り、筋肉で太くなるようなことはありません。
脚の筋肉は衰えるのが早い
速筋は加齢とともに減少しますが、特に脚の筋肉はその割合が大きいです。
ウォーキングやジョギングは、脂肪を燃焼する効果は大きいですが、ほとんど速筋はつきません。
さらに、ウォーキング程度の負荷では脚の筋肉は衰えていく一方とも言われます。
筋肉をつけるにはスクワットなどの筋トレを行う必要があり、これにより筋肉をつけたり維持することができます。
|